糖尿病が引き起こす合併症の種類について

糖尿病が引き起こす合併症には…。
どんなものがあるの?


このような疑問にお答えします。

この記事では、糖尿病患者様に向けて「合併症の種類」をご紹介していきます。後半部分では「動脈硬化によって起こる病気」について解説しておりますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

 

【目次】
糖尿病の合併症の種類|そもそも治療薬とは?
糖尿病の合併症の種類| 3大合併症について
糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気について
糖尿病の合併症の種類|歯周病にも気をつけましょう
糖尿病の合併症の種類|糖尿病予防には運動が効果的です
糖尿病の合併症の種類|日本人は糖尿病にかかりやすいので注意しましょう
まとめ

 


糖尿病の合併症の種類|そもそも治療薬とは?

糖尿病の合併症の種類|そもそも治療薬とは?

はじめに「糖尿病」について解説します。糖尿病とは、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖が増えてしまう病気(インスリン膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています)。血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や失明、腎不全といった、より重い疾患につながります。そのため、糖尿病の症状が見られた際には放置せず、速やかに糖尿病専門医による診察を受けることが大切です。

 


糖尿病の合併症の種類| 3大合併症について

糖尿病の合併症の種類| 3大合併症について

糖尿病の恐さは、自覚症状のないままに「重篤な合併症」が進展することです。血糖値が高い状態が持続すると、神経や目や腎臓などに様々な障害を起こすことが知られています。ここでは、糖尿病が引き起こす3大合併症をご紹介しますね。

 

【糖尿病の合併症の種類1】糖尿病神経障害

糖尿病神経障害は、高血糖により手足の神経に異常をきたし、足の先や裏、手の指に痛みやしびれなどの感覚異常があらわれる合併症。糖尿病神経障害は、手袋や靴下で覆われる部分に「左右対称」にあらわれる特徴があります。糖尿病神経障害の患者様のなかには、痛みが慢性化したり、進行して知覚が低下した結果、足潰瘍や足壊疽となったりする場合もありますよ。自覚症状がある場合は、速やかに専門医に相談しましょう。糖尿病神経障害について詳しく知りたい方は「糖尿病の合併症について解説しているサイト」をご覧ください。

 


【糖尿病の合併症の種類2】糖尿病網膜症

糖尿病網膜症とは、糖尿病が原因で目の中の網膜という組織が障害を受け、視力が低下する合併症。糖尿病網膜症は、他の糖尿病合併症と同様、初期には自覚症状はありません。しかし気づかずに放置していると病気の進行に伴って、様々な視覚障害が起こり、最終的には失明に至ることもあります。糖尿病網膜症について詳しく知りたい方は「糖尿病の合併症について解説しているサイト」をご覧ください。

 

<糖尿病の合併症の種類|網膜とは?>

網膜は、瞳から入った光の明暗や色を感知する役割をもっていて、物を見るために大変重要なところ。網膜症とは、なんらかの理由でこの網膜が傷められ、カメラでいうと、フィルムの感度が低くなったり、フィルム自体が破損してしまった状態になる病気のことです。程度の差はありますが、糖尿病の患者さんの約3分の1に、網膜症が起きているといわれていますよ。

 


【糖尿病の合併症の種類3】糖尿病腎症

糖尿病腎症は、高血糖により、腎臓にある非常に細い血管がむしばまれていく合併症。進行すると、老廃物を尿として排泄する腎臓の機能が失われてしまうため、最終的に透析治療を要することになります。この合併症も自覚症状がないまま進行していきますので、早期発見のためには、定期的に腎臓の機能を検査する必要がありますよ。糖尿病腎症について詳しく知りたい方は「糖尿病の合併症について解説しているサイト」をご覧ください。

 

 

糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気について

糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気について

糖尿病は動脈硬化の原因となり、心臓病や脳卒中を引き起こします。特に、食後の高血糖動脈硬化を進行させることが知られています。ここからは、動脈硬化によって起こる病気をご紹介していきますね。

動脈硬化とは、動脈の壁が厚くなったり、硬くなったりして本来の構造が壊れ、働きがわるくなる病変の総称。正確に言うと病理学で使う呼び方です。病名ではありません。動脈硬化について詳しく知りたい方は「糖尿病の合併症について解説しているサイト」をご覧ください。

 


【糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気1】心筋梗塞

心筋梗塞とは、心筋に血液と酸素を送る冠動脈が動脈硬化で硬くなり、心筋に血液を送ることができない状態になることです。これにより、心筋が酸素不足に陥り壊死を起こしてしまう状態を言います。心筋梗塞は日本人の死亡原因の上位に挙げられている疾患で、突然死の原因にもなり得る、恐ろしい疾患のひとつです。心筋梗塞について詳しく知りたい方は「糖尿病の合併症について解説しているサイト」をご覧ください。

 

【糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気2】狭心症

狭心症は、心臓の筋肉に供給される酸素が不足するため、胸部に一時的な痛みや圧迫感が起きる病気。狭心症になると、心筋を養う冠動脈の内腔が狭くなって、心臓の筋肉に十分な血液が流れなくなります。そしてその結果、心臓に必要なだけの栄養と酸素がなくなり、心筋は酸素と栄養不足に陥ってうまく働けなくなるのです。

 

【糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気3】脳卒中

脳卒中とは、急性期脳血管障害のことを指し、突然脳の血管が詰まったり、破れたりして引き起こされる病気の総称。脳卒中は原因によって「脳の血管が詰まるタイプ(脳梗塞、一過性脳虚血発作)」と「脳の血管が破れるタイプ(脳出血くも膜下出血)」の2つに分けられます。脳卒中は、障害を受けた脳が司っていた「身体機能」や「言語機能」が失われたり、場合によっては死に至ることもありますので、非常に危険な疾患です。脳卒中については「糖尿病の合併症について解説しているサイト」でも同様のことを述べております。

 


【糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気4】脂質異常症

脂質異常症高脂血症)とは、中性脂肪コレステロールなどの脂質代謝に異常をきたした状態のことをいいます。脂質異常症は多くの場合、自覚症状がありません。脂質異常症の状態が続くと動脈硬化症をきたし、狭心症心筋梗塞といった合併症が生じるリスクが高まります。ですから、絶対に放置してはいけません。脂質異常症について詳しく知りたい方は「糖尿病の合併症について解説しているサイト」をご覧ください。

 


【糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気5】大動脈瘤

動脈瘤とは、心臓から始まる全身に血液を送る大動脈という臓器が拡大し破裂の恐れを呈する病気。発生する部位によって「胸部」「胸腹部」「腹部」に区別されます。大動脈瘤破裂は極めて死亡率の高い疾患。緊急手術を行っても助かる見込みが少ない非常に重篤な病気になります。

 

 

【糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気6】高血圧

高血圧とは、運動したときなどの一時的な血圧上昇とは違い、安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていることを指します。具体的には「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧症と診断されます。高血圧症は自覚症状がほとんどありません。しかし放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」といわれております。高血圧について詳しく知りたい方は「糖尿病の合併症について解説しているサイト」をご覧ください。

 

 

糖尿病の合併症の種類|歯周病にも気をつけましょう

高血糖が続くと歯周組織の血管がもろくなります。これを放置すると歯周病が進行しやすく、歯を支えている骨がなくなり、歯を失う原因となります。血糖値が高い方は歯周病を防ぐためにも、歯科医院で定期的な検査を受けましょう。「糖尿病の合併症について解説しているサイト」でも同様のことを述べておりますよ。

 

 

糖尿病の合併症の種類|糖尿病予防には運動が効果的です

糖尿病の合併症の種類|糖尿病予防には運動が効果的です

糖尿病を予防するためには「運動」が効果的です。運動をすることで、ブドウ糖脂肪酸の利用が促進。インスリンに頼らずに糖分が細胞や筋肉の中に吸収されるようになり、血糖値の低下が期待できます。また、長期的には、インスリン抵抗性を改善させ、血中のブドウ糖の量を良好にコントロールできるようにすることが期待されます。ですので、糖尿病にお心当たりのある方は、できれば毎日、少なくとも週に3~5回は体を動かしましょう。「糖尿病の合併症について解説しているサイト」でも同様のことを述べておりますよ。

 

 

糖尿病の合併症の種類|日本人は糖尿病にかかりやすいので注意しましょう

糖尿病の合併症の種類|日本人は糖尿病にかかりやすいので注意しましょう

糖尿病はインスリンの分泌や、作用する力が不足して起こる病気です。もともとインスリンを分泌する量が欧米人に比べて少ない私たち日本人が、欧米化した食生活や食事を多くとりすぎれば、糖分の処理が追いつかなくなり、血糖値は上がりっぱなしになります。この状態が休むことなく毎日続けば、必然的にすい臓のインスリンを分泌する力はさらに衰えてしまいます。糖尿病は中高年の肥満男性の病気という印象がありますが、20~30代の若年層や、やせ型の女性にも増えていますので、十分に注意しましょう。「糖尿病の合併症について解説しているサイト」でも同様のことを述べておりますよ。




まとめ

では、これまでの内容をまとめると

糖尿病の合併症の種類|そもそも治療薬とは?
糖尿病の合併症の種類| 3大合併症について
糖尿病の合併症の種類|動脈硬化によって起こる病気について
糖尿病の合併症の種類|歯周病にも気をつけましょう
糖尿病の合併症の種類|糖尿病予防には運動が効果的です
糖尿病の合併症の種類|日本人は糖尿病にかかりやすいので注意しましょう


以上になります。
最後までご覧くださりありがとうございました。