糖尿病治療の食事レシピ|食材や調理法について解説します

糖尿病治療に適した食材って…。ある?


このような疑問にお答えします。

この記事では、糖尿病患者様に向けて「糖尿病治療に適した食材」をご紹介していきます。後半部分では「調理のポイント」や「食事のポイント」についても解説しておりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。


【目次】
糖尿病治療の食事レシピ|そもそも糖尿病とは?
糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント7つ
糖尿病治療の食事レシピ|調理のポイント4つ
糖尿病治療の食事レシピ|食事のポイント5つ
まとめ

 

 

糖尿病治療の食事レシピ|そもそも糖尿病とは?

糖尿病治療の食事レシピ|そもそも糖尿病とは?

はじめに「糖尿病」について解説します。糖尿病とは、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖が増えてしまう病気(インスリン膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています)。血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や失明、腎不全といった、より重い疾患につながります。そのため、糖尿病の症状が見られた際には放置せず、速やかに糖尿病専門医による診察を受けることが大切です。

 

 

糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント7つ

糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント7つ

糖尿病食と聞くと「厳しい食事制限」で大変なイメージです。しかし実際には違います。きちんと食材を選び、調理すれば、無理な食事制限をする必要はありません。ここからは、糖尿病患者様に向けて「糖尿病治療に適した食材」をご紹介していきます。ぜひ、この内容を参考にして調理に励んでくださいね。


【糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント1】きのこ類を積極的に食べましょう

きのこは低カロリーで食物繊維が多く含まれています。食物繊維は、糖の吸収を邪魔するため、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。さらに、きのこに含まれるβ-グルカンは胃や腸で膨らむので満腹感も得られ、お通じの調子も整います。このようなことから、糖尿病患者様はきのこ類を積極的に食べるといいでしょう。きのこ類を使ったレシピについては「糖尿病食レシピを紹介しているサイト」をご覧ください。


【糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント2】野菜は緑黄色野菜がおすすめです

野菜は低カロリーで食物繊維が多く、糖質や脂質の代謝に必要な「ビタミン・ミネラル」が含まれています。とくにブロッコリーや小松菜などの緑黄色野菜には食物繊維以外にも、糖の代謝を促進する葉酸も多く含まれています。ですので、野菜を選ぶ際は緑黄色野菜を中心に食べるといいでしょう。なお、南瓜やれんこん、芋類は糖質が多い野菜なので、食べ過ぎに注意してくださいね。緑黄色野菜を使ったレシピについては「糖尿病食レシピを紹介しているサイト」をご覧ください。

 


【糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント3】魚は青魚を中心に食べましょう

【糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント3】魚は青魚を中心に食べましょう

糖尿病患者様はアジやさば、さんまなどの青魚を積極的に食べるといいでしょう。青魚に豊富に含まれる脂が、インスリン分泌を改善するという研究結果があり、血糖値を下げる効果が期待できますよ。青魚を使ったレシピについては「糖尿病食レシピを紹介しているサイト」をご覧ください。

 

 

【糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント4】お肉は豚肉がおすすめです

糖尿病患者様にはビタミンB1が含まれている豚肉をおすすめします。ビタミンB1には糖を分解してエネルギーに変える働きがあります(ビタミンB1が不足すると、分解されない糖によって血糖値は上がってしまいます)。豚肉をうまく食事に取り入れてビタミンB1を補い、糖代謝を高め、血糖値を下げましょう。豚肉を使ったレシピについては「糖尿病食レシピについて解説しているサイト」をご覧ください。

 


【糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント5】大豆製品では高野豆腐がおすすめです

高野豆腐には、レジスタントプロテインが含まれています。レジスタントプロテインは食物繊維に似た働きをする栄養素。糖質の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防いでくれます。ですので、高野豆腐を積極的に食べましょう。高野豆腐を使ったレシピについては「糖尿病食レシピを紹介しているサイト」をご覧ください。

 

 


【糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント6】海藻類ではめかぶがおすすめです

海藻類は全般的に低カロリーで食物繊維、ビタミン、ミネラルを多く含みます。中でも「めかぶ」はおすすめです。めかぶのネバネバは血糖値の上昇を緩やかにしてくれますよ。海藻類を使ったレシピについては「糖尿病食レシピを紹介しているサイト」をご覧ください。

 


【糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント7】お米は玄米や胚芽米に変えましょう

玄米や胚芽米にはミネラルの一種、クロムという栄養素が含まれます。クロムはすい臓から分泌されるインスリンが糖を細胞に取り込む際、サポート役として働きます。クロムの助けがあることで、インスリンの働きがスムーズになり、血糖値が下がりやすくなりますよ。白米を食べている方は玄米や胚芽米に変えるといいでしょう。

 

 


糖尿病治療の食事レシピ|調理のポイント4つ

糖尿病治療の食事レシピ|調理のポイント4つ

ここでは、糖尿病患者様が調理する際に「気をつけるポイント」をご紹介していきますね。


【糖尿病治療の食事レシピ|調理のポイント1】だしをきかせて薄味にすること

味の濃い料理は食が進み、主食の過食につながります。ですので、食事する際は、だしをきかせて薄味にするよう心掛けてください。なお、減塩にすることで、高血圧予防になり、糖尿病の合併症予防にも役立ちますよ。

 

【糖尿病治療の食事レシピ|調理のポイント2】糖質を多く含む調味料を控えること

ポン酢やみりんなどの調味料は糖質を多く含みます。調味料の糖質は吸収しやすいので、血糖値が上がりやすいです。なので、糖質を多く含む調味料はなるべく控えてください。糖質を多く含む調味料については「糖質が多い調味料・少ない調味料」をご覧ください。



【糖尿病治療の食事レシピ|調理のポイント3】野菜類を少し大きめに切る

野菜を小さく切ってしまうと噛む回数が少なくなり、食べるペースが早くなってしまいます。ですので、野菜は少し大きめに切ってください。野菜をゆっくりと良く噛んで食べることで満腹感が得られ、血糖値の上昇を緩やかにできますよ。

 


【糖尿病治療の食事レシピ|調理のポイント4】酢を利用する

酸味を利用すると味にメリハリがつき、減塩ができます。また酢には血糖値の上昇を抑える働きや脂肪燃焼に役立ちますよ。

 

 

 

糖尿病治療の食事レシピ|食事のポイント5つ

糖尿病治療の食事レシピ|食事のポイント5つ

最後に、糖尿病患者様が食事で重視するポイントについて解説していきます。糖尿病にお心当たりのある方は、ぜひ参考にしてくださいね。


【糖尿病治療の食事レシピ|食事のポイント1】野菜類から食べましょう

野菜類から先に食べることで食後の血糖値の上昇が緩やかになります。また、野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、肉類やご飯の量を減らすこともできます。ですので、食事をする際は野菜類から食べましょう。

 


【糖尿病治療の食事レシピ|食事のポイント2】ゆっくり食べましょう

早食いは食べすぎの原因となるほか、急激な血糖値の上昇を招きます。食べるスピードは非常に重要なのです。食事をする際はひと口入れたら箸を置くクセをつけ、ゆっくり食べることを心掛けましょう。「糖尿病治療の食事レシピについて解説しているサイト」でも同様のことをいっておりますよ。

 

 

【糖尿病治療の食事レシピ|食事のポイント3】規則正しく3食を食べましょう

1日に2食や、間隔の空き過ぎた食事の取り方はよくありません。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、規則正しく3食を食べることを心掛けましょう。「糖尿病治療の食事レシピについて解説しているサイト」でも同様のことをいっておりますよ。

 


【糖尿病治療の食事レシピ|食事のポイント4】間食はNGです

間食をすると血糖値の高い状態が続き、インスリンを分泌するすい臓に大きな負担がかかります。また、その状態のままで次の食事をすると、食後高血糖の原因にもなります。糖尿病を予防するためにも間食はできる限り控えましょう。

 


【糖尿病治療の食事レシピ|食事のポイント5】腹八分目にしましょう

慢性的な食べすぎは、余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。いつもお腹いっぱいに食べないと満足できない人は、注意が必要です。とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を控えてください。「糖尿病の食事で気を付けるべきポイント」でも同様のことをいっておりますよ。

 


まとめ

では、これまでの内容をまとめると

糖尿病治療の食事レシピ|そもそも糖尿病とは?
糖尿病治療の食事レシピ|食材のポイント7つ
糖尿病治療の食事レシピ|調理のポイント4つ
糖尿病治療の食事レシピ|食事のポイント5つ


以上になります。
最後までご覧くださりありがとうございました。