糖尿病の初期症状とは?子供の糖尿病をよく知ろう!

子供でも糖尿病になるって聞いたけど…。

本当?

このような疑問にお答えします。


この記事では「子供の糖尿病」について解説していきます。後半部分では「子供の糖尿病の治療法」についても解説しておりますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

 

【目次】
子供の糖尿病の初期症状とは?そもそも糖尿病って何?
子供の糖尿病の初期症状とは?発症することが多いのは1型糖尿病です
子供の糖尿病の初期症状とは?2型糖尿病との違いとは?
子供の糖尿病の初期症状とは?
子供の糖尿病の初期症状とは?糖尿病性ケトアシドーシスについて
子供の糖尿病の初期症状とは?合併症リスクについて
子供の糖尿病の初期症状とは?治療方法について
子供の糖尿病の初期症状とは?専門医のもとで治療しましょう
まとめ

 


子供の糖尿病の初期症状とは?そもそも糖尿病って何?

子供の糖尿病の初期症状とは?そもそも糖尿病って何?

はじめに「糖尿病」について解説します。糖尿病とは、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖が増えてしまう病気(インスリン膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています)。血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や失明、腎不全といった、より重い疾患につながります。そのため、糖尿病の症状が見られた際には放置せず、速やかに糖尿病専門医による診察を受けることが大切です。糖尿病については「子供の糖尿病について解説しているサイト」に詳しく記載しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。

 


子供の糖尿病の初期症状とは?発症することが多いのは1型糖尿病です

子供の糖尿病の初期症状とは?発症することが多いのは1型糖尿病です

1型糖尿病は子供に発症することが多い病気。小児1型糖尿病とも呼ばれます。1型糖尿病とは「膵臓のβ細胞」が壊れることによって、その細胞が作っている「インスリン」というホルモンがほとんど分泌されなくなる病気です。主に「自己免疫学的機序」により生じます。1型糖尿病はウイルス感染の関与も疑われておりますが、詳しい原因は完全にわかっていません。1型糖尿病については「日本内分泌学会のホームページ」に記載しておりますので、詳しく知りたい方はご覧ください。

 


子供の糖尿病の初期症状とは?2型糖尿病との違いとは?

子供の糖尿病の初期症状とは?2型糖尿病との違いとは?

糖尿病は原因によって「1型糖尿病」と「2型糖尿病」の2種類に分けられています。1型糖尿病は、膵臓のランゲルハンス島と呼ばれる部分にあるβ細胞が障害されてインスリンを産生できなくなった結果、高血糖状態が続き、生存を危うくします。そのため、高血糖を是正し生存するために、注射によってインスリンを補う治療が必要です(1型糖尿病は小児や若年成人に多く発症します)。一方、2型糖尿病は遺伝的な要因に運動不足や食べ過ぎなどの生活習慣が加わって発症すると考えられています(はっきりとした原因はまだわかっていません)。なお、2型糖尿病は中高年に多く、糖尿病患者の「95%以上」が2型と言われています。1型・2型糖尿病の違いについては「子供の糖尿病について解説しているサイト」に記載しておりますので、より詳しく知りたい方はご覧ください。

 

 


子供の糖尿病の初期症状とは?

糖尿病は大人だけではなく、子供も発症する病気です。では、子供が糖尿病を発症した場合、どのような症状があらわれるのでしょうか?一般的には、以下の症状が見られた際には糖尿病の疑いがあります。

 

<糖尿病の子供にみられる症状>

・何度もトイレにいく
・喉が渇いて沢山の水がほしくなる
・食べているのに痩せる
・お腹が痛くなる
・だるい、疲れやすい
・意識を失う

 


子供の糖尿病の初期症状とは?糖尿病性ケトアシドーシスについて

子供の糖尿病の初期症状とは?糖尿病性ケトアシドーシスについて

インスリン不足がさらに進むと「糖尿病ケトアシドーシス」という危険な状態となります。糖尿病ケトアシドーシスとは、糖尿病急性合併症である「糖尿病昏睡」のひとつ。喉の乾き、多尿、全身の倦怠感などの症状に引き続いて急激に発症し、悪化すると呼吸困難や吐き気、嘔吐、腹痛、意識障害などが起こります。糖尿病性ケトアシドーシスは、適切な処置が遅れると死に至ることもありますので、気になる症状があったときには速やかにお近くの医療機関を受診しましょう。糖尿病性ケトアシドーシスについては「子供の糖尿病について解説しているサイト」に記載しておりますので、より詳しく知りたい方はご覧ください。

 

 


子供の糖尿病の初期症状とは?合併症リスクについて

糖尿病の恐さは、自覚症状のないままに重篤な合併症が進展することです。血糖値が高い状態が持続すると「数年~十数年」の経過で合併症が生じます。小児1型糖尿病では、失明したり、腎不全となり透析をしなければならなくなったり、痛みを感じにくくなったりします。また大人になると、脳梗塞心筋梗塞狭心症歯周病感染症などになりやすくなることもあります。ですので、お子様に糖尿病の症状が見られた際には絶対に放置してはいけません。なお、子供の糖尿病の合併症リスクについては「子供の糖尿病について解説しているサイト」でも取り上げておりますよ。

 

 

 

子供の糖尿病の初期症状とは?治療方法について

子供の糖尿病の初期症状とは?治療方法について

子供の糖尿病の治療は、健康な子供と同じ発育と生活の質(クオリティ・オブ・ライフ:QOL)の確保が前提となります。そのため、本人や家族はもちろん、学校の先生やまわりの友達にも、糖尿病の病気への理解と、きちんとした治療が必要であるという意識をもってもらうことが大切です。以下、糖尿病の治療方法になります。

 

【子供の糖尿病の初期症状とは?治療方法1】食事療法

食事療法は糖尿病治療の基本です。食事療法は、自分の適正エネルギー量を知り、その範囲で栄養バランスを考えてさまざまな食品をまんべんなくとることが大切です。食事を抜いたり、まとめ食いしたりはせず、朝食、昼食、夕食の3回ゆっくりよくかんで、腹八分目で食べるよう心がけましょう。なお、給食はクラスの皆と同じように食べて大丈夫です。「子供の糖尿病について解説しているサイト」でも過度に制限せず、3大栄養素(糖質、蛋白質、脂質)をバランス良く食べるように述べておりますよ。

 

 

【子供の糖尿病の初期症状とは?治療方法2】運動療法

運動療法とは病気の治療や予防のために運動を活用することです。運動療法は、食事療法と並んで糖尿病治療の基本です。運動療法により血糖コントロールインスリン抵抗性・脂質代謝の改善が得られ、糖尿病を改善します。運動療法については「子供の糖尿病について解説しているサイト」に記載しておりますので、より詳しく知りたい方はご覧ください。

 

 

【子供の糖尿病の初期症状とは?治療方法3】インスリン療法

インスリンは血糖を下げる働きのあるホルモンです。インスリンの作用が不足した状態になっているときに、インスリン注射で外部からインスリンを補うことによって血糖を下げます。1型糖尿病では、すい臓からインスリンがほとんど分泌されなくなるため、インスリン注射が必要です。インスリン療法によってしっかりと治療できれば、健常な子供に近い血糖値にすることが可能であり、日常生活、学校生活にも特別な制限は必要ありませんよ。インスリン療法について詳しく知りたい方は「日本小児内分泌学会ホームページ」、もしくは「子供の糖尿病について解説しているサイト」をご覧ください。

 

 


子供の糖尿病の初期症状とは?専門医のもとで治療しましょう

上述した通り、子供の糖尿病の治療は健康な子供と同じ発育と生活の質(クオリティ・オブ・ライフ:QOL)の確保が前提となります。そのため、子供の糖尿病治療は、小児期の発達段階をも理解した小児・思春期の糖尿病患者さんの診療経験のある糖尿病専門医のもとで、しっかりと治療を続けていくことが重要です。糖尿病専門医については「日本小児内分泌学会のホームページ」から検索できます。ご近所で糖尿病専門医をお探しの方は、ぜひご活用ください。




まとめ

では、これまでの内容をまとめると

子供の糖尿病の初期症状とは?そもそも糖尿病って何?
子供の糖尿病の初期症状とは?発症することが多いのは1型糖尿病です
子供の糖尿病の初期症状とは?2型糖尿病との違いとは?
子供の糖尿病の初期症状とは?
子供の糖尿病の初期症状とは?糖尿病性ケトアシドーシスについて
子供の糖尿病の初期症状とは?合併症リスクについて
子供の糖尿病の初期症状とは?治療方法について
子供の糖尿病の初期症状とは?専門医のもとで治療しましょう

以上になります。
最後までご覧くださりありがとうございました。